hasu-footballのブログ

サッカー関連の記事多め。何かしら得ることのある内容にするつもりです。

空中戦で最も重要なこと

 

流経大柏(現在は鹿島アントラーズ)の関川郁万、青森山田(現在はアビスパ福岡)の三國ケネディエブス、そして日本代表の冨安健洋。

この3人を見ていて思ったことがあるので、少し書こうと思う。

 

昨日ツイッターにも書いたが、今回のテーマは「空中戦(ヘディングの競り合い)において、身長はそこまで重要ではない。」というもの。

身長が平凡でも、空中戦で世界と渡り合うことは可能だと思う。身長は「あると有利」って程度。(ただ、ジャンプ力も低いとなると、流石に厳しいかな。)

 

大事なのは、落下地点を素早く見極め、相手より先にそこに入り、相手が入れないようにブロックすること。そうすれば空中戦には勝てる。

ボールが蹴られた→こっちに飛んでくる→軌道を見てどこに落ちるかを予測する→落ちる場所に素早く移動→相手もそこに来るが、ベストポジションは奪わせない

こんな感じ。

実際、槙野も昌子も182しかないのに、これが上手いがゆえに世界の巨人たちに空中戦で負けない。

※昨年、昌子が長期離脱から復帰したばかりの頃、ACL水原三星に空中戦で負けまくっていたが、あれは落下地点の予測能力が落ちていたからだと思う。身長は当然ながら、ジャンプ力もそう簡単に落ちるものではないので。

そしてこれは、流経柏の関川も同じ。身長はさほどだがボールの落下地点の見極めが異様に上手い。

高校サッカー決勝での先制点が良い例。

伸びてくるボールに対して、周りの選手が全員落下地点を見誤りボールに反応できない中、関川だけは完璧な場所に走り込んでいた。あそこまで来たらもう身長はあまり関係ない。あとは合わせるだけだ。

では、身長192cmの三國ケネディエブスはどうか。クロスやロングスローが何度も彼の前に落ちたり、彼の頭を超えていったりして、彼のヘディングは脅威にならなかった。もちろん、彼が囮として使われていたのもあるし、相手が徹底的に彼を警戒して、移動の邪魔をしていたというのもあるだろう。ただ、関川に比べるとあまり落下地点予測が上手くない印象は受けた。

これはプロに入ってから伸ばしてほしい。そうすりゃ空中戦は無敵。


まあ、関川が凄すぎるんだけどね。鹿島が期待する選手はやはり格が違う。

 

自分もセンターバックをやっていた人間だからわかるんだけど、ハイボールの落下地点を見極めるのは本当に難しい。

カーブがどの程度かかっているかボールがどの程度落ちてくるか、逆に伸びてくるか。風にも左右されるし。

もちろん、難しいのは攻撃する側(アタッカー)も同じ。アタッカーの場合はセンターバックとは違い、落下地点を見誤っても、「ミスったら終わり」という恐怖がない。精神的には楽だ。ただしアタッカーは、センターバックと違い、「ヘディングできれば勝ち」ではない。目標は得点だからだ。つまり、ゴールも見ながらそれをやらなきゃいけない。これは恐ろしいほど難しい。

 

これが世界一上手かった(と個人的に思っているのは、元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼf:id:hasumyon-football:20190114231346j:image

ヘディングゴール集↓

https://m.youtube.com/watch?v=ns0oyH1x8fs

身長は182cm。ヘディングの神とさえ言われてきた割には小柄な印象を受ける。(バク転パフォーマンスからも分かる通り、ずば抜けてジャンプ力が高かったので、ジャンプ時の最高到達点は身長195cmの選手と同じくらいだったと思うけどね)

ただ、彼のヘディングの最大の特徴は、居場所の良さだった。つまり、ボールが落ちてくる場所に瞬時に位置取りできるのだ。

相手はクローゼに一足先にベストポジションを奪われてしまい、花見の席取り合戦に負けた人のごとく、舞い落ちてくるボールに対して中途半端な場所から頭を伸ばすことになる。そりゃ勝てないよね。

他にも、175cmながら空中戦でワールドクラスの強さを誇るチチャリート(ハビエル・エルナンデス)f:id:hasumyon-football:20190115132440j:image、178cmながら世界屈指の空中戦の強さを持ち、日本代表を散々苦しめたティム・ケーヒルf:id:hasumyon-football:20190115132448j:image

彼らもなにかと「背は低いがジャンプ力が高い」と評価される。だが個人的に、バケモノ級にジャンプ力が高い印象は受けない。普通に高い、そんなレベル。

彼らが空中戦でワールドクラスの活躍を見せてきたのは、この記事に書いてきた能力の高さのおかげだと思っている。

 

終わりに

空中戦の際の落下地点予測に関しては、練習するしかないと思う。指導にも限界があるし、プレー動画を見ていてもどの程度参考になるのやら…  選手の思考回路まではわからないよね。

しかし、練習を重ねて落下地点予測の達人になれば、身長が180前後でも、世界と戦えるだけの空中戦の強さを手に入れられると思う。具体例は、アタッカーなら先に挙げたエルナンデス、ケーヒルディフェンダーならカンナバーロやイバル・コルドバ。彼らは皆、身長170cm台。

イバン・コルドバに至っては170ちょいだ。それでも彼は世界最高のセンターバックとして君臨していた。(カンナバーロは2006年にバロンドールを獲ったし)

 

プレーする人も観る人も、「身長が低いから空中戦ダメ」というネガティブな固定観念にとらわれず、「実は空中戦は奥が深く、身長は勝敗を決する1つの要素に過ぎない」ということを知っておいてほしい。

 

本命不在の日本代表ゴールキーパー

アジアカップに召集されたゴールキーパーは、以下の3人。

東口順昭(ガンバ大阪) 32歳、184cmf:id:hasumyon-football:20181224224216j:image

シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)26歳、198cmf:id:hasumyon-football:20181224224220j:image

権田修一(サガン鳥栖)29歳、187cmf:id:hasumyon-football:20181224224226j:image

 

現状、彼らがベストの3人であることは間違いない。

しかし、「守護神は誰か」となると、答えに詰まる。トルクメニスタン戦では権田が先発したが、あれはコンディション重視の起用であって、権田を正守護神として位置付けているからではないだろう。

純粋に能力で見ればおそらく東口になるのだろうが、彼も突出しているわけではない。

 

そもそも、彼らはどんな選手なのか。

個人的な3人の分析は以下の通り。

 

東口順昭

安定感とスーパーセーブを兼ね備える。背は高くないがハイボール処理が弱点ではない。心配なのは、対外試合での活躍が少ないこと。どこだったか忘れたが、W杯前の親善試合で、大して強くない国相手にあっけなく2〜3失点したことを覚えている。どちらも比較的イージーなシュートだったので、かなり批判されていた記憶がある。森保ジャパンのウルグアイ戦でも3失点(うち1つは仕方ないものだが)。こちらは別段、彼のプレーの質が低かったわけではない。ただ、普段ガンバ大阪で見せているようなプレーはあまり見られなかった。なぜ代表では普段の守護神ぶりを披露できないのか。味方との連携の問題なのか、緊張等の精神的な問題なのかはわからない。だが、彼が日本代表のゴールマウスを守るとなると、少し不安が頭をよぎるのも事実である。

 

シュミット・ダニエル

2m近い圧倒的な長身、鋭い反射神経、強力なキック。この3つが揃ったゴールキーパーということで、めっちゃ期待されている。でもさ、ゴールキーパーってクッソ難しいポジションなんだよね。

・判断力、予測力

・ポジショニング

・一対一での駆け引き

・あとは(意外に重要なのが)シュートに対して手を正確に伸ばす技術。(これが出来ないと、シュートに反応しているのにボールに触れないという事態が発生する)

シュミットはこの4つがどれも微妙(一対一は威圧感で誤魔化せるが)。いわば、ゴールキーパースキルが低い。東口や権田はこの2つが高いので、だいぶ安心感が違う。

ゴールキーパースキルは年齢とともに成長する。(だからこそゴールキーパーは年を取っても衰えづらいのだ) なので、今後彼は凄い選手になるかもしれない。ただ、現時点では代表レベル? という感じ。

 

権田修一

言い方は悪いが、「これといった弱点もないけど突出した強みもない」ゴールキーパー。今季はサガン鳥栖でスーパーセーブを連発したが、東口は毎試合であれをやっているわけで。さらにいえば、鳥栖は人数をかけて守る戦術をとっているため、一見ヤバそうなシュートでも、実は比較的シュートコースが予測しやすかったというのもある。

それと気になるのが、(失点に結びついてこそいないのでスルーされているが)、2〜3試合に一回、ギョッとするような凡ミスをするんだよね。3m程度の高さから落ちてきたボールをキャッチし損ねたり、ヘニョヘニョのヘディングシュートをポロリしたり。ゴールキーパースキルは高いのに、時々それがある。集中力が切れているとしか思えない。昔のこととはいえ対外経験も豊富だし、現在コンディションが良いしで、個人的には3人の中で一番スタメンで使ってほしい選手なのだが、あの凡ミスを見ていると「代表でこれをやったらボロクソに叩かれるぞ…」と心配になる。(トルクメニスタン戦でのあれはミスではないけどね。もっと守備陣含めた全体の問題。)

責任感の強い選手だからこそ、そのようなミスが精神面にも大きな影響を及ぼす。そんなこと言ったら試合に出せないので、彼を信じるしかない。ただ、東口を差し置いてスタメンで起用するとなると、少し不安があるよねという話である。

 

個人的には、中村航輔がいればなあ…と思ってしまう。年齢的にダントツで若い(23歳)。東口並みのスーパーセーブとゴールキーパースキルを持っており、外国の強豪相手でも普段通りの能力を悠々と発揮できるメンタルの持ち主だ。(というかパフォーマンスの波がほとんどない)。櫛引政敏ばかり使われていたリオ五輪代表チームで、五輪期間中に急遽守護神に抜擢され、何もなかったかのように安定したプレーを見せたことからも明らかだろう。

身長は185cmあり、ピックフォードやナバスと同じだ。弱点になるような高さではない。

だが、当然ながら、彼にも欠点がある。ハイボール処理だ。高いボールが飛んでくるとあまりキャッチ出来ないし、触れることすら出来ないことがある。(だいぶ改善されたが、まだ不安)

とはいえ、185cmの川島や184cmの東口はハイボール処理にほとんど不安が無い。つまり身長や国籍はあまり関係ないということ。中村も今後、努力によって苦手ではなくなるはずだ。

そう考えれば、今後の日本代表の正ゴールキーパーに最も近いのは彼ということになる。

だが、彼はアジアカップに呼ばれていない。脳震盪で長期間離脱しており、復帰したのはリーグ戦終盤。ほぼ試合に出ていないし、出ても止めようのないシュートばかり飛んできたり(川崎戦)、監督交代でチームが強くなったためにろくにシュートが飛んでこなかったり(その他)。

そんな選手を呼ぶわけにはいかないだろう。復調しているのかを判断する材料が少なすぎる。柏サポとしては呼んでほしいだろうが、東口、シュミット、権田が輝いた年だったのだから、難しいことは間違いない。

とはいえ、俺も「呼んでほしかった…」というのが正直なところだ。それくらい彼に期待している。

 

何も、今回招集された東口、シュミット、権田が嫌いなわけではない。むしろ逆で、全員素晴らしいゴールキーパーだと心から思う。

それでも俺は、上に述べたような理由から、「守護神の座に一番近いのは中村航輔だ」と思っている。

首を振ることの重要性 〜イニエスタの凄さとともに〜

 

ツイッターに書いた内容をもう少し詳しく。

 

⭐︎ーーーーここから次の⭐︎まではツイッターの内容と同じです。多少補足情報やギャグ要素がありますが、飛ばしても問題ありません。ーーーーーーーーーーー

 

サッカーにおいて、「首を振ること」は本当に重要である。(縦に振るんじゃないよ。横に降るの。つまり、周りを見るってこと。別にイヤイヤの意味じゃないからね。)

イニエスタピルロなどの頭が良い、視野が広い選手は、頻繁に首を振る。嘘だと思ったらイニエスタに注目してヴィッセル神戸の試合を観てみてほしい。寝違えるんじゃないかってくらい頻繁に首を振るので。

 

そもそも、サッカーというスポーツは20人(近年はゴールキーパー含む22人)があちらこちらを始終動き回るのだから、周りを見ないと最適な状況判断なんて出来やしない。

なのでむしろ、首をあまり振らない選手はどうやってサッカーをしているのか? と疑問に思っている。

※日本人選手が「判断が遅い」「ボールをもらってから、どうするかを考える」と言われて久しい。近年はそうでもないが、一昔前は日本代表ですらこうだった。

これも結局は、常に周りを確認していないから起こるのだろう。

 

サッカーをやっていた頃、よく「蓮ってなんでノールックであんなに高精度のパス出せるの?」とチームメイトに聞かれた。

当時は「感覚的なものだよ(ドヤッ」と答えていたが、今思えば俺は無意識のうちにかなり首を振り、常に周囲の状況を確認していた。

周囲の状況を常に把握していたからこそ、ノールックで味方にパスを出せたのだろう。

周りから見れば「テキトーにとにかくボールを蹴ってる」ように見えて、実は本人の中に「ここに蹴れば味方に届くはず」という確信があるのだ。(まあ正直、本当になんとなく蹴ったりとか、もはやミスキックでしかないものが、たまたま絶妙な縦パスやスルーパスになったりしたことはあるけど。)

 

周りを頻繁に確認していれば、ファン・ウィジョのようなオフザボールの動きが良い選手をフリーにすることも大きく減る。つまり首振りはディフェンダーには必須だ。(これが出来ないディフェンダー岡崎慎司やファンウィジョからすれば小学生のようなものだ。) (なぜか突然現れた岡崎慎司)

さらに、ノールックパスも出しやすくなる。(周囲の敵味方の位置情報を事前に把握しているので、パスを出す方向を見る必要がない)

もっとも、「首を振って周囲を確認したとき」と「実際にパスを出すとき」の間の数秒で周囲の位置関係は変わる。それゆえ、最終的には位置関係のズレを想像して修正する力が必要になる。そりゃ周りを確認しさえすればノールックパスが出せるなら苦労はない。

俺はこの想像力に恵まれていた。

「なんだよ、重要なのは位置関係のズレを想像する力で、僕はそれに恵まれてましたって自慢かよ」と思うかもだが、そうではない。

ノールックパスに限らず、頻繁に首を振ることの大切さを書きたいのだ。

(それに、頻繁に首を振っていないと、自分に位置関係のズレを想像する力があるかすらわからないし)

※追記 ノールックパスは「予測しづらいパス」なので敵にとって脅威ですが、味方にとっても「反応が遅れる」ことがあります。そして何より、成功率がさほど高くない。むやみやたらとノールックパスをするのはやめましょう。イニエスタは無駄にノールックパスをしないでしょう? (ロナウジーニョはしてたけど)。そこらへんの判断力も大事。

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さて、首を振ることの大切さがわかっていただけただろうか。

以前スーパーサッカーイニエスタが出演した際、MCの加藤浩次イニエスタさん、どうしてあなたは後ろが見えているかのような動きをできるんですか?」と質問していた。イニエスタはこれといって明確な答えを出さなかったが、俺は「首を振ることで常に周囲の位置関係を把握しており、その後いざ自分がボールを持った時にはどのように位置関係がズレているかを想像できるから」だと思っている。わかりにくい人は下にテキトーな具体例を書いたので読んでみてほしい。

 

例:

前半15分30秒……イニエスタは首を振って敵味方の位置関係を把握した!f:id:hasumyon-football:20190104173544j:image

前半15分35秒……イニエスタはボールを受け取った!f:id:hasumyon-football:20190104175809j:image

ユニフォームが違うじゃねえか とか言わない!

⚠️しかしこの時、周りの位置関係は変わっている。5秒間敵味方が全く動かないはずがない。時間停止物のAVじゃないんだから。←

俺は思う。イニエスタは、この5秒で生じた位置関係の変化を想像できるのではないかと。

言い換えれば、5秒の間に周りにいる敵と味方の計5〜6人がどう動いたかを、頭の中で推測できているのではないかと。

だから一瞬の判断でノールックで味方にパスを出せるし、ヒールパス(かかとでボールを蹴るパス)もほとんど成功させるし、後ろから相手選手が迫ってきても「分かっていたかのように」あっさりとかわす。

 

※月とスッポンくらいの差があるとはいえ、前述の通り、俺も周りの位置関係の変化を想像するのは得意だった。「テキトーに蹴っているようにみえてパスが全部味方に繋がっている」と賞賛されたこともある。

これを極めたのがイニエスタだと思うのだ。

 

さらにいえば、イニエスタはチームの攻撃の形を作ることも考えている。ただ「ノールックパスをバンバン通すよ!」というわけではないのだ。

周囲の位置関係を正確に把握し、数秒後自分がボールを持った時にそれがどう変化するかを想像・予測する。そしてそれを利用して、味方をも欺くまさかのタイミングでまさかの場所にパスを通す。

これを、攻撃のアイデアを考えながら行なっているのだ。

それが、タイトルにもある「イニエスタの凄さ」だと思う。

 

余談(?) 現時点で日本にはこのような選手はいないと思っている。鹿島の西大伍遠藤康、日本代表の柴崎や青山は、判断がそこまで速い選手ではない。川崎フロンターレの中村と大島はかなり近いが、ノールックでのパスはそれほど見られない。(あくまでもイニエスタと比較した場合の話です)

その意味で、個人的に期待しているのが17歳の久保建英だ。彼はフォワードの選手なのでゲームメイクにはそれほど関わらないが、メッシのように時々そのセンスを見せつけることがある。そしてさらに、判断が速い。意表を突くプレーもかなり多い。17歳であれだけ出来るのだから、順調に成長すればイニエスタのようになれるポテンシャルは十分にあると思う。

 

ブロックされるのが怖くてリプを送れません という人へ

 

目次

リプは怖い、DMは安心?

ブロックされるのはどんなアカウントか

ブロックされないためにはどうすればいいのか

 

以前、「こういう人はブロックします」という文言とともに細かいブロック基準を記した画像をツイートしたことがあった。

その後も「あっ…」や「草」といったリプを送ってきただけのアカウントをブロックしている。(理由は以下の下書き通り)

f:id:hasumyon-football:20190101150806j:image

 

このような経緯があったからか、近頃「リプだとブロックされそうなのでDMで失礼します」とか「ブロックされるのが怖くてリプ送れないんですよねーw」と言われる。

はっきり言っておこう。DMだろうとリプだろうとブロックの基準は同じだ。

(なお彼らのDMを読むと、特にブロックされるような要素はない。彼らは慎重になりすぎているのだ。)

 

では、ブロックの基準は何か。これは別段このアカウントに限った話ではなく、世間一般にも通じる話だと思うのでぜひ読んでみてほしい。

結論から言えば、、「明らかに無礼な人間・リスペクトに欠ける人間」だ。当たり前の話だが、そのような人間と関わりたい人などいない。SNSは一般社会ではない。好きで利用しているツールで、無礼者と無理して付き合う義理はない。

実は以前にもこのようなことをツイートしたのだが、その際、「自分はリスペクトされて当然だと思っているのか」と喧嘩を売ったきた人間がいた。先生!彼はいつの時代を生きているのでしょう?

このような輩がセクハラ、パワハラをするのだろう。全く。話にならない。

では、どのように振る舞えば良いのか。どのようなリプなら基本的にブロックされないのか。

 

もちろん、筋の通った意見であることは大切だ。だが、ツイッターは所詮SNSであり、会社の会議ではない。筋の通った意見でないとアウト〜! レッドカード退場!なんて言っていたら吐き気がするわね。

 

ではどうすればいいのか。

町内会就活の待合室新しいクラスで、初対面の人に話しかけるようにリプを送ること」。俺は、これで完璧だと思ってる。

 

経験者なら容易に理解できるだろうし、未経験者(います?)でも想像はできるだろう。

考えてみてほしい。町内会や就活の待合室や新しいクラスで、初対面の人に

「うるせえ黙れ」「ばかじゃねーの」「死ねや」「草」「何言ってんだゴミ」「コイツ馬鹿だろwww」「あっ…」「まーた変なこと言ってる笑笑」 「ワロタ」「お前何言ってんの?」

と言えるだろうか。

※あっ、言える人はどうぞ言ってみてください。まともな社会からは追放されますから。

 

すなわち、町内会の集まりや就活の待合室、新しいクラス で話しかける時の態度でリプを送れば良いのだ。

過度に堅くなく、朗らかに。しかし礼儀には気を遣い、相手に「二度と私に話しかけないでほしいアル」と思われないように話しかける。

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(褒めるときや共感するときはある程度雑でも良いだろう。人は褒められればそれだけで嬉しいので、態度が"多少は"無礼でも許せる。だが、批判するときに無礼な態度を取るのは言語道断だ。ただでさえ不快な思いをさせるのだから、せめて態度くらいは礼儀正しくあるべきだ。)

 

(仲良くなっている実感があれば、「仲良い人と話す時」を想像すればいい。何度も話したことがあるからと言っていきなり無礼者に変貌するのは愚かだ。)

 

追記

人に話しかける時の正しい態度なんて誰でも大学1.2年くらいで自然と身につく常識だと思っていたんだけど、案外身についてない人が多いんだよね。

それとも現実世界ではしっかり出来てるのかな? ネットだから気が強くなってるだけ? でもさ、ネットに現れるのが本性なんだぜ。気をつけなよ。現実世界でも酒とか機嫌とかの諸条件が重なったら、本性、出ちゃうぜ。笑

 

人の礼法あるは水の堤防あるが如し。水に堤防あれば氾濫の害なく、人に礼法あれば悪事生ぜず。

貝原益軒 (江戸時代の教育思想家)

No one is more insufferable than he who lacks basic courtesy. 基本的な礼儀に欠ける人間ほど癪に触るものはない。

ブライアン・マッギル (ベストセラー作家、アメリカのインフルエンサー)

 

 

森保ジャパンの方向性について。(ハリル解任の詳細、西野朗のやり方なども踏まえて)

 

f:id:hasumyon-football:20181226121611j:image槙野と岡崎の発言を受けて、前々から考えていたハリル、西野、森保のサッカースタイルについての考察を作り直した。

そもそもの発端である、未だに賛否両論のハリルホジッチのやり方。あれが一部ファンや選手から反感を買ったのは、彼の体制でまともなゲームメイクを出来なかったからだと思っている。(言い換えれば"脳筋サッカー")

その原因は、ハリルが前線の選手にも守備を重視させ、ゲームメイク…?なボランチの山口、井手口を重宝したこと。

そりゃ、面白い試合を見せろ! くらいにしか思っていないライト層は怒り、サッカーをよく知る人が「こんな脳筋サッカーで勝てるのか…?」と不安になったのも頷ける。

 

だが、攻撃陣や中盤の守備を軽視し、攻撃にばかり力を注いでいたザックジャパンが前回大会で爆死したことを記憶に刻み込んでいる人は、「世界に勝つには攻撃陣にも献身的な守備を求め、ボランチを守備専にするのが現実的なのかも」と考え、ハリル流を少なからず支持していたように思える。

 

だが、そんなハリルはW杯直前にクビに。

後任の西野朗本田圭佑

「中盤がゲーム作れんと勝てんやろ」

と考えたようで、ハリルに干され気味だった柴崎を中心に据えた。

ちなみに本田圭佑は、ザックジャパン流を貫きたかったのか体力が無かったのか、前線の中央で守備を怠けていた。しかし、代表に最も欠かせない男・大迫が、本田を暗に非難するコメント(前線の選手が全員で守備をしないと云々…)したこともあってか、「流石にこれではマズイ」と判断した西野朗によって控え要員に落とされた。

そして、守備力を落としながらも、中盤の攻撃力を高めた。(井手口、山口、長谷部→香川、柴崎、長谷部)

(余談ですが、ハリルなら呼ばれていた(本人談)中島を落とし、ハリルなら呼ばなかった宇佐美、怪我明けの岡崎を呼んだのは間違いだったと思ってます。)

 

そんな感じで日本代表は中盤の人員こそ変えたが、(本番直前なのでやり方を変えられなかったのか、現実を見てのことかはさておき)、基本的なやり方はハリル流だった。すなわち

・前線から守備をしろ

・コネコネしないでさっさとパスを出せ

・一対一で泥臭く戦い、絶対に負けるな

・ゴール前で美しさにこだわるな

といったハリルのコンセプトを継承しつつ、柴崎によるゲームメイクを取り入れたハイブリッドサッカー(悪くいえばどっちつかずな中途半端サッカー)をすることに。

 

そしてW杯での結果は以下の通り。

10人のコロンビアに勝利

セネガルと引き分け

1.5軍のポーランドに敗戦(日本も1.5軍だったが)

ベルギー戦は奮闘したとはいえ、所詮は力を抜いていたベルギーから後半開始早々に2点を取り、それで目が覚めたベルギーに逆転されただけとも言える。

果たしてこれは成功なのか…?

「成功だ。ハリルなら点を取れなかった」という人間がいるが、これは妄想に過ぎない。セットプレーとはいえ、ブラジル代表相手に得点を奪ったのは近年ではハリルジャパンのみだ。

「失敗だ。ハリルなら川島の状態を的確に見極め、中村か東口を起用していたはずだ。彼らなら擁護しようのない凡ミスしたりしなかった。彼らを使っていればセネガル戦には勝てたし、一位通過できた。そしてベルギーではなくイングランドと対戦できた」 とか、

「失敗だ。ハリルなら少なくともフェライニのマークを長谷部にやらせるようなことはなかった。植田を使っていただろう」という主張の方が、(やはり妄想に過ぎないが)まだ論理的かつ可能性の高い主張だろう。これは誰でもわかりますよね?


では、つまらなかったとはいえ勝率等のデータでは史上最高の結果を残し、強豪相手(日本が苦手なブラジルとか)の試合でもザック、アギーレ時代よりかは通用していた、ハリル流で挑んでいたら…?

結局のところ、それは誰にもわからない。

ドイツがグループリーグ最下位で敗退する、ロシアがスペインに勝つ等を誰が予想できただろう? 「〜なら1点も取れなかった」「〜なら内紛が起きて空中分解していた」「〜なら勝てていた」なんてのは、所詮、机上の空論でしかないのだ。


だが、あろうことか、これを安易に「成功」と捉えた男がいた。悪名高きJFA会長:田嶋幸三である。

彼は日本代表を時代遅れにさせたいのか、「オールジャパン」という笑えるほど時代遅れな用語を使い始めた。ビジネス界でもサッカー界でもJリーグでも、「いかに外国人材を活用して世界と戦っていくか」が重要になっている今の時代に、よりによって「オールジャパン(ドヤっ)」とは何事か。厨二病患者でもそんなこと言わねーゾ。


今後の日本代表はこの男の指揮下に敷かれ、またザック時代のガラパゴスな自分たちのサッカーに戻ってしまうのか?

 

個人的には、そうはならないと思っている。f:id:hasumyon-football:20181226120318j:image

こんなエピソードがある。少なくとも森保一ハリルホジッチのやり方に興味を持ち、参考にする価値が大いにあると考えていたのは間違いないだろう。

実際、森保ジャパンのサッカーを見ていればわかると思うが、自分たちのやり方にそれほどこだわりはない。大迫のポストプレー以外は、固定された戦術のようなものは見当たらない。(まだ試合数が少ないからかもしれないけど)

「日本人らしさ」という謎の概念を気にしている様子もない。

要するに、日本人とかいう古臭いくくりではなく、"選手たちの良さ"をいかに引き出し、いかに世界に勝つか、それを第一に考えている。


中島、南野、堂安らの個の力もあって、ハリルサッカーよりもワクワクするサッカーをしているので勘違いしている人も多いが、結局、基本的なところはハリル流に近い。

最も信頼できるサッカージャーナリストの1人、清水英斗氏も同じことを述べている。https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=47179

明らかにハリル流と異なるのは、「中盤に絶対にゲームメーカー(司令塔)を置く」という点くらいだろう。これは大きな違いだが、それ以外(例えば守備の仕方、攻撃の手数、一対一への執着心 等)はかなり似ている。

キツイ言い方にはなるが、ヤフコメや5ちゃんで「森保ジャパンのサッカーは面白い!ハリル時代とは違うね!」なーんていってるのはあまちゃんなのだよ。あんたらが面白い面白い言ってるサッカーの陰には、あんたらが大嫌いなハリルホジッチがいることに気づこうぜ。f:id:hasumyon-football:20181226113702j:image

※それから、ハリルホジッチを無能扱いするのはいい加減やめたほうがいい。彼がサッカー先進国フランスで尊敬されていること、若い世代が実力不足(リオ世代)だったり伸び悩んだり(ロンドン世代)している中、何だかんだ日本代表では好成績を残していたこと(どうでもいい親善試合や3軍で挑んだE-1杯では負けてたけど)、降格圏にいたナントを劇的に立て直したことをちょっとは考えたらどうなんすか?

 

まともにサッカーと世界を見ている人なら、「自分たちのサッカー」のような、対戦相手をないがしろにして美しさにこだわる日本流ガラパゴスサッカーがもはや通用しないことなど、一目瞭然だ。


JFAの会長がそれをわかっていないので絶望みが深いが、幸い森保一にはそれがわかっている。(それが当たり前なんだけどな〜)

ハリル流が極端だったことは間違いない。あのディフェンス至上主義的脳筋サッカーは、確かに面白さに欠ける。一種のエンターテイメントである日本代表のサッカーには合わなかったと言わざるを得ない。

しかし、非常に現実的なやり方でもあった。先にも述べたように、谷間の世代と揶揄されたリオ世代(本来下から突き上げるべき世代)の実力不足、主力となっているべきロンドン世代の伸び悩み等に苦しめられながらも、歴代最高の勝率などデータ上素晴らしい成績を残してきたことがそれを証明している。人材に恵まれていたトルシエザッケローニとはわけが違うのだ。

それを踏まえて、森保一は「スポンサー受けする面白いサッカー」をしながらも、水面下ではハリルホジッチが必死に主張してきた「世界に通用する現実的なサッカー」をしようとしている。


そんな印象を受ける。

 

あとは、周囲からの雑音(主にJFA会長とスポンサーによるもの)に惑わされないことを願うばかりだ。

 



 

アジアカップ制覇が意外に難しい理由

 

テレビで「アジアカップ制覇へ!」というCMを観ることが増えた。

多くの人はこう思うだろう。

「アジアなら優勝して当然だろ? 大げさだなぁ〜」

 

…確かにW杯で世界ランク一桁のチームを相手に熱戦を繰り広げたことを考えれば、アジアで苦戦することが不思議に思えるだろう。

 

しかし現実はシビアだ。日本はアジアカップで毎回大苦戦している。

もちろん、イラン、韓国、オーストラリアは日本と互角だから

というのが最大の理由だ。だがそれだけで終わったらここまで読んでくれた方々はブブゼラを使って大ブーイングをしたくなるだろう。

 

…なぜ、上記3カ国以外の相手にも苦戦するのか。それについて考察したので、ぜひ読んでみてほしい。

 

まず真っ先に挙げられるのが、

サッカーというスポーツは、番狂わせが起きやすいから。 と言うものだ。サッカーは動き方に制限がないので、極端な言い方をすれば、全員で守ることができる。なので、フランス代表がルクセンブルク代表から1点も取れないなんてことが頻繁に起きる。

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このメンツでね。

 

次に考えられるのが、アジアカップはW杯の半年後に開催される。と言うことだ。

この期間の短さは、意外にシビアだ。

ドイツ代表やウルグアイ代表のように、監督も主力もほとんど変わらないのなら、特に問題ない。しかし、日本代表はW杯後に監督を代えるし、選手も新星を選ぶ。特に今回の日本代表は、監督が森保一に代わったし、(W杯にベテランばかりで挑んだこともあって)メンバーも大幅に代わっている。主力で代わっていないのは大迫、酒井宏樹、長友、吉田くらいだ。

当然、戦術も多少代わっている。攻撃では単独での仕掛けを積極的に推奨し、守備では前線からプレスをかける。そして、ボールを奪ったら縦に速く攻撃に切り替えるようになっている。

認めたくない人も多いだろうが、基本的なスタイルはハリル流に近い。(ハリルよりも選手のアイデアを尊重しているが。)

6月にW杯が終わってから、これだけ色々と代わった。その半年後に迎えるのがアジアカップ。ゆえに、不完全な状態で臨まざるを得ないのだ。

 

でもそれは他国も同じじゃね…?

 

そこで大事になってくるのが、次の理由だ。

他国が日本戦に全力を注いでくる。

これが非常に厄介。

考えてみてほしい。日本代表はアジアカップのグループステージや決勝トーナメント1.2回戦に全力を注ぐだろうか? 相手の戦術を徹底的に研究し、試合で全力を出し切るだろうか?

そんなわけがない。本気になるのはせいぜい準決勝、決勝くらいだ (展開次第では鹿島戦のレアルのように途中からガチになる可能性もある)。短期決戦では体力の温存が不可欠であり、毎試合全力を出していたら、肝心なところで体力が切れるからだ。

建前では「一戦一戦勝ちに行く」「目の前の試合に全力」と言っていても、内心では

「こんなところで体力を使い切るわけにはいかない」という思いがあるはずだ。なぜなら、日本代表の目標は「優勝」だから。

その一方で、日本代表と対戦するチームは

「日本戦=決勝戦という気概で戦ってくる。

なぜなら、客観的にみれば、日本戦が最後の試合になる可能性が高いからだ。

「日本に勝ちたい。もし勝ったとしてもその次のことはあまり考えてないケド。」という、いわばW杯での日本代表のような心境だろう。

(ちなみにW杯でのベルギー代表は、「次のブラジル戦に向けて力を残しておきたい。日本相手に全力なんか出せないよ。」という精神状態だった。前後半の動きの変わりようを見れば明らか。)

 

よく言われる"チャレンジャー精神"もある。失うものがないので、余計なプレッシャーを感じずに思い切って戦えるのだ。このメンタル面での優位性は非常に大きい。近年は日本代表もメンタル面が大きく改善されたように思えるが、それでもチャレンジャー精神で思い切って掴みかかってくる相手は厄介だろう。

 

このように、アジアカップでの対戦国は、日本戦に全力を注ぐのだ。対策は徹底的にするし、試合にも決死の覚悟で挑んでくる。「失うものは何もない」「勝てたら大手柄だ」「これが我々の決勝戦だ」という厄介な精神状態で。

しかし優勝候補の日本・イラン・韓国・オーストラリアの四カ国は、余力を残しながら戦わなければならない。このハンデ(?)は意外に落とし穴だ。

 

さて、ここまで書いてきたことをまとめると、日本代表は

・常に"弱肉強食"というわけではない、サッカーというスポーツの性格

・新チームになってから半年しか経っていない(色々と不完全な状態)

・相手は日本代表を徹底的に研究し、日本戦を事実上の決勝戦と捉えて全力で戦ってくる

という3つの壁を乗り越えなければならないのだ。

 

だからアジアカップは厳しい。

一見似たような状況に見えるW杯最終予選は、途中で戦術や選手(場合によっては監督)を代えることで、相手の対策をチャラにすることができる。例えばハリルホジッチはロシアW杯最終予選にて途中から岡崎・本田・香川を外し、大迫、久保、乾を中心にした別チームを作り上げた。

スポンサーからは顰蹙を買ったようだが、これで日本代表は生き返り、無事W杯予選を首位で突破した。

しかし、アジアカップではこれができない。なぜなら短期決戦だから。選手や戦術を大幅に代えることは当然出来ないし、監督も変えられない。何より、修正が必要だと確信した頃にはもう敗退している可能性がある。(怖っ)

というわけで、ここでこの記事も修正する。日本代表がアジアカップで苦戦を強いられる理由は、正確には4つあるという風に。

・常に"弱肉強食"というわけではない、サッカーというスポーツの性格

・新チームになってから半年しか経っていない(色々と不完全な状態)

・相手は日本代表を徹底的に研究し、日本戦を事実上の決勝戦と捉えて全力で戦ってくるが、日本は先を見据えて余力を残しながら戦わなければならない

・途中で招集メンバーを入れ替えたり、戦術を大きく変えたりすることができない

※さらに付け加えると、「中東の笛」もある。今回の舞台はUAEだ。近年は昔ほど露骨では無くなっているし、VAR導入によって、重要な場面での誤審は減ると思われる (実際、鹿島はそれでレアル戦のゴール取り消しを免れた)。だいぶマシにはなるだろうが、やはり東アジア勢にとっては厄介な敵だ。

※2 そして、日本代表がちょうど世代交代を図っている最中というのも大きい。何が何でも勝ちに行くなら乾、長谷部、高徳(後の2人は引退宣言をしているが呼び戻せないこともない)あたりを呼んだはずだ。だが現実にはそうしていない。迷ったら若手を選ぶという選考スタイルだ。日本人は25〜32歳あたりでピークを迎える選手が多いため、今回のように25歳以下の選手が多い若いチームはまだまだ発展途上といえる。

だが、目先の勝利よりも未来への投資を選んだということだ。W杯で出来なかった未来への投資を、アジアカップで果たそうということなのだろう。無理やりな埋め合わせ感は否めないが、ここまでド派手に世代交代を図った森保一の決断を、俺は強く支持する。

 

まとめ

・常に"弱肉強食"というわけではない、サッカーというスポーツの性格

・新チームになってから半年しか経っていない(色々と不完全な状態)

・相手は日本代表を徹底的に研究し、日本戦を事実上の決勝戦と捉えて全力で戦ってくるが、日本は先を見据えて余力を残しながら戦わなければならない

・途中で招集メンバーを入れ替えたり、戦術を大きく変えたりすることができない

中東の笛 (審判がやたらと中東のチームに有利な判定をすること。今回の舞台も中東なので可能性はある。)

・日本代表は思い切って世代交代を図っている最中 (ベストメンバーより、若い選手の招集を優先させている)

 

アジアカップなんて優勝して当然」という考え方は、非常に甘い。サッカーをある程度知っていれば、まず言わない愚見だ。

実際に、記者からもサッカーファンから広く支持されていたアギーレJAPANは前回大会でベスト8に終わった。(選手がシュートを外しまくったのも大きいが)

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ザックJAPANが前々回に優勝出来たのは、あの当時の日本代表が黄金期だったことが大きい。そりゃあ、あの当時のノリに乗っていた日本代表ならねぇ…と。f:id:hasumyon-football:20181118105113j:imageそれでもカタール相手に1点リードされて、なおかつ日本は10人 というシチュエーションで戦ったりと、かなり苦戦した試合もあった。(川島の退場や伊野波の劇的な決勝ゴールを覚えている人も多いのではないだろうか)f:id:hasumyon-football:20181118105133j:imagef:id:hasumyon-football:20181118105137j:image

※裏話…当時の長谷部曰く「なぜ、ディフェンダーで、しかも"前に行くな"と監督から指示を受けていた伊野波が、あそこにいたのかわからない笑」とのこと。これもサッカーの面白さ。

 

思えば、あの大会は韓国にはPK戦で、f:id:hasumyon-football:20181118105250j:imageオーストラリアには延長戦でなんとか勝ったf:id:hasumyon-football:20181118105328j:imageというのが実情だ。セルジオ越後の「90分では勝てていない」という冷めた意見は、当時こそ「空気を読めジジイ」と散々非難されたが、今考えてみれば間違いなく正論だ。

さて、今大会の日本代表は、史上初と言っても過言ではないほど「個で仕掛けられる(単独でドリブル突破できる)」選手を揃えたかなり期待できるチームだ。若いし。

しかし、アジアカップでは対戦相手が全員で守備をしたり、(最近はあまり見ないが)ラフプレーで故意に怪我をさせにきたりと、とにかく日本代表に勝つために死力を尽くしてくる。

 

さすがにW杯よりも難しいとは言わないが、実は簡単には勝てない大会だということを、知っておいてほしい。

 

Success is no accident. It is hard work, perseverance, learning, studying, sacrifice and most of all, love of what you are doing or learning to do.

成功は偶然の産物ではない。成功は、ハードワーク、我慢強さ、学び、勉強、犠牲、そして何より、今やっていることあるいは出来るように努力していることを愛することによってもたらされる。

ペレ (元サッカー選手。サッカーの王様)

映画「イングロリアス・バスターズ」

f:id:hasumyon-football:20181129221401j:imageこのインパクト・センス共に抜群のパッケージに見覚えがある人は多いのではないだろうか。

タイトルの意味は「名誉なき野郎たち」。(字幕ではそうなっている)

概要としては、第二次世界大戦期、ナチス・ドイツに占領されているフランスを舞台にした、人間ドラマだ。そこにアメリカ兵やイギリス兵も潜入している。歴史上の人物も登場する。ヒトラーとか。(話自体はフィクションだが)

それゆえに映画には英語、ドイツ語、フランス語が登場する。

監督は「キルビル」「パルプ・フィクション」で有名な鬼才クエンティン・タランティーノ、主演は説明不要の実力派ブラッド・ピット。助演は絶世の美女メラニー・ロラン、癖のある演技が得意な美女ダイアン・クルーガー

 

ストーリー

舞台はフランス。かつてナチスに家族を殺されたユダヤ人少女ジョシュアが、なんとか生き延び、今では映画館を経営している。f:id:hasumyon-football:20181129231305j:imagef:id:hasumyon-football:20181129232308j:imageそしてある日、彼女の映画館でナチスのお偉いさんたちが映画を観ることが決まった。当然、彼女は復讐計画を練り始める…

一方その頃、ナチスを痛めつけるために結成されたアメリカ軍の特殊部隊「バスターズ」f:id:hasumyon-football:20181129232654j:imageがフランスで暴れまわっていた。彼らも例の映画館にナチスのお偉いさんたちが集まると知り、暗殺計画を立て始める…

 

感想

まず、意外に戦闘シーンが少ないことに驚いた。第二次世界大戦期を描いた映画なので、銃撃戦が多いのだろうと予想していたが、こういったシーンはあまり無い。全体的に、静かで、知的な映画という印象を受けた。(ただし結構エグい描写はあるので注意。人バンバン死ぬし。)f:id:hasumyon-football:20181129232530j:image

次に、映画に無駄がない。これは最高だ。多くの批評家にも褒められている事だが、この映画では2時間半近い上映時間が苦にならない。なぜなら全てのシーンに引き込まれるから。蓮舫でも「このシーン無駄でしょう」とか言えないレベルに、無駄がない。

さらに、演出や見せ方が巧妙だ。これは前の段落の話と少し被る。この映画には、バーで兵隊たちがゲームをして遊ぶシーンが15分近くある。それが、不思議と魅力的なのだ。俺だって人がバーで騒いでいるのを観て楽しめる人間ではない。「こんなシーンいらないから早く次行ってよ」とか思っちゃう男だ。だが、この映画では違った。タランティーノ、あっぱれ。f:id:hasumyon-football:20181129232549j:image

最後に、俳優陣の演技が素晴らしい。上述した俳優たちは誰もが認める実力派なので当然だが、助演俳優たちも皆実に上手い。特に、(彼はほぼ主演級だが)ナチスの手先として驚異的な洞察力、話術、そして冷酷さを武器に暗躍するランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツは素晴らしい。f:id:hasumyon-football:20181129231141j:image

彼は話がいちいち回りくどいのだが、ついつい聞き入ってしまう。ダラダラ長い話が嫌いな俺がである。実に見事だ。相手をジリジリと追い詰める圧倒的話術。天才か。

実際、彼はこの演技を各方面から大絶賛され、アカデミー賞助演男優賞をはじめとするありとあらゆる賞を受賞した。

 

こんな風に、話自体はシリアスで、人も大勢死ぬのに、どこかオシャレで知的な映画なのである。言い換えれば、"センスがいい"。f:id:hasumyon-football:20181129232914j:image

二、三箇所、笑えるシーンもある。

終わり方が若干地味だなという印象は受けたが、それでも深い余韻を残す作品だった。何度でも楽しめるタイプの映画だろう。

それと、メラニー・ロランはやっぱり綺麗だ。「グランド・イリュージョン」出演時も綺麗だったが、この映画の方が古いので、より若い彼女を観ることができる。

往々にして顔立ちが整いすぎている女性というのはかえって魅力を感じさせないものだが、メラニー・ロランはちゃんと魅力的だ。美貌だけでなく、知性・品格・そして何より演技力を高い水準で備えているからだろう。f:id:hasumyon-football:20181129234423j:image

 

とにかく、名作だ。もっと早く観れば良かった。

ただ、何度も書いているように、タランティーノ作品ならではのエグさ、過激さがあるので、エグい描写が苦手な人はやめておいた方が良いと思う。